「良いモノ作り」をするには?~土屋鞄製造所で「ラン活」~
土屋鞄製造所の西新井本店に行ってきました。
50年以上ランドセルを作り続け、売切れが出るほど人気のかばん専門店です。
良いモノ作りが出来る理由。
それは、ここの工場に掲げられている社訓が物語っています。
こんにちは、ふたり税理士の伊沢です。
今まで知らなくてすみません。
「ラン活」って言葉を。
ラン活とは、「ランドセル活動」の略で、小学校入学前の早い時期から人気のランドセルが売り切れる前に買い求める活動をいいます。
うちの子は幼稚園の年中さんです。
なので「ラン活はまだ早い?」と思いつつも、
車を走らせ、土屋鞄製造所 西新井本店に行ってきました。
洗練された店内と商品、気持ちが高ぶる。
入り口付近はこんな感じ↓
洗練された雰囲気に胸が高鳴ります。親が。
この時すでにここのランドセルが欲しくなります。親が。
店内では、色とりどりのランドセルが飾ってあります。
「こんなに種類があったら選べないよね〜」
と思ったのが大間違い。
子供は店に入るなり約3分でお気に入りを見つけました。
早速、背負ってみます↓
子供は小学生気分で楽しそう。
親はただただ顔がほころびます。
中を開けてみます↓
流石、ぬかりない作り込み。
子供はリスのアクセサリーにグッときて、
親は挿絵のデザインにグッときました。
子供は『パープル』のランドセルが気に入ったようです。
親は『赤』の方が安心するのですが…。
でも、
素材が良いからでしょうか?
深みのある『パープル』でとてもいい色でした。
工場見学、親の思いと裏腹に。
西新井本店では工場見学もできます↓
職人さんが手作業でランドセルを作る様子が見れます。
フラッシュ撮影をしなければ写真も撮れます。
「モノを大事にする気持ちを持って欲しい」
そんな思いで、工場見学。
親の思いと裏腹に、子供は見てませんでした↓
工場内には黒板にマグネットを貼って遊ぶところがあります。
「良いモノ作り」が出来る理由、それは社訓に有り。
工場の壁面にはこのような社訓が貼ってありました↓
苦しいことは助け合い
楽しい事は分かち合い
先輩からは「知」を貰い
後輩からは「熱」を貰う
性格や能力にそれぞれ違いはあるけれど
向かう先は一つでありたい
「心」一に!
製造部
(土屋鞄製造所 西新井本店 製造部より)
50年以上もの長きにわたり「良いモノ作り」が出来る理由がここにあります。
「先輩からは『知』を貰い 後輩からは『熱』を貰う」
とてもいいフレーズ。
後輩が先輩から一方的に貰うにとどまらず、じつは先輩も後輩から「熱」を貰っている。
先輩・後輩、ともに貰う関係であることを意識する
この意識があれば、
巷でよく聞く「最近の若者は・・・」なんて言葉は皆無でしょう。
この社訓のもとで「『心』一に」モノ作りをする土屋鞄製造所。
これが「良いモノ作り」が出来る理由ではないでしょうか。
まとめ
「ラン活」。まずは実物を見に行こう。
「ラン活」で土屋鞄製造所 西新井本店に行ってきました。
ランドセルを買い求める際は、店舗に出向くことがお勧めです。
なぜなら色味・重さ・サイズ感は、実際に手に取ってみないとわからないから。
実物を見る前は、ランドセルの『パープル』はイヤ派でした。
実物を見た後は、考え方を改め『パープル』オッケー派。
子供と親、両方が納得する買い物をするには、やはり実物を見るに限ります。
「ともに貰う関係」を意識する。人材定着のために。
工場内の壁に貼ってある社訓は興味深いものでした。
そこでは「先輩・後輩」との記載ですが、これを「雇う側・雇われる側」「役員・従業員」などと言いかえることもできます。
「人材が定着しない」と悩まれる方が多い昨今。
前述した「ともに貰う関係」を意識することが現状を打破するきっかけになるのかもしれません。
【編集後記】
子供が幼稚園から誕生日プレゼントを貰ってきました。
その中のひとつに、園長先生からのありがたいお言葉が↓
はい。
わたしも そろえます。