バスマジックリンの購入から「税理士の正しい選び方」を学ぶ

こんにちは、
栃木のふたり税理士伊沢です。

税理士の正しい選び方を知ってますか?
「知人の紹介」や「近所だから」という理由だけで税理士を選んでませんか?

それは正しい選び方とはいえません。

バスマジックリンを買うように税理士を選びましょう。

皆さんがバスマジックリンに求めるものは、「お風呂の汚れ落とし」でしょう。
しかし、バスマジックリンにはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。

黄色は、「汚れ落とし」のみの効力を持つベーシックなもの。

青色は、「汚れ落とし」のほかに「カビ等の予防」の効力がついてきて、臭いが「無香」です。
緑色は、「汚れ落とし」+「カビ等の予防」+「グリーンハーブの香り」。
ピンク色は、「汚れ落とし」+「カビ等の予防」+「アロマローズの香り」。

このようにバスマジックリンには、「汚れ落とし」以外にも付加価値を付けた商品展開がされており、顧客はこれらの中から自分の好みのものを選んで買います。

私は「青色」を購入しました。お風呂掃除と同時にカビ予防もできる一石二鳥スタイルが気に入ったからです。
汚れが落ちればそれでいい、という方は「黄色」を購入するでしょう。
また、臭いにこだわる方は「緑色」や「ピンク色」を選ぶでしょう。

皆さんはバスマジックリンを買う際、当然のように自分のニーズを考え、それに合ったものを選んでいます。
その一方で、

「税理士選び」の際には「自分のニーズにあった人を選ぶ」という一見当たり前のことが出来ていない。

「知人に紹介されたから」
「近所だから」
これらの基準だけで税理士を選んでいる方が多いといえるでしょう。

自分と税理士との「相性」は二の次にしてませんか?

バスマジックリンを買うように税理士を選べばハッピー

皆さんが税理士に求める代表的なものとして「税務申告」があります。
しかし、多くの税理士は「税務申告」することは当然のこととし、それ以外にそれぞれ特徴を出しています。

例えば
「税務調査に強い」
「クラウド会計で効率化!」
「女性税理士が担当者です」
「相続に特化してます」
「仮想通貨のことならお任せください」
など。

しかしながら税理士側が特徴を出していても、皆さんが「税理士に対して求めるもの」が明確でないと税理士を選ぶことができません。
たとえば、相続専門の税理士に法人の顧問を依頼してもそれは「ミスマッチ」です。お互いにハッピーではないはず。

バスマジックリンを買う時のことを思い出してください。自分のニーズに合う税理士はどんな税理士ですか?

「税務申告」+「税務調査に強い」税理士ですか?
それとも業務の効率化に興味がある方は、「税務申告」+「クラウド会計」税理士ですか?
女性経営者の方は、「税務申告」+「女性税理士」でしょうか?
なかには「税務申告だけしてくれれば十分」という方や、「安ければだれでもいい」なんて方もいるでしょう。

いずれにしても、皆さんが「税理士に対して求めるもの」が明確ではないと適切な税理士選びができません。

まずは、「税理士に対して求めるもの」を紙に書き出してから税理士と面会してみませんか?
そうすれば自分との「相性」が分かります。

それから税理士を決めても遅くはないのです。

 

終わりに

バスマジックリンの購入から「税理士の正しい選び方」について考えてみました。
前述したように「税理士に何を求めるのか」を明確にした上で税理士を選ぶことが皆さんにとって重要です。

「バスマジックリンを買うときは慎重に検討するのに、税理士を選ぶときはまともに検討しない」
「税理士選びは人任せ!」

なんて事が無いようにしてください。

バスマジックリンを買うときのように税理士を選びましょう。

 

 


【編集後記】
自宅付近でカルガモ(?)の親子に遭遇。
おもわず写真を撮りました。

近づくとさすがに警戒して逃げてしまいました。
親ガモに必死についていく子ガモの姿が可愛らしかったです。
「どこからきて、これからどこへ行くの~?」
不思議な出会いがありました。